11・30全国大集会よびかけ人挨拶
芹沢寿良高知短期大学名誉教授



 私は、本集会の呼びかけ人の一人の芹沢でございます。
まず、最初に僭越でありますが、私から本集会にご出席されております呼びかけ人の諸先生をご紹介させていただきます。

 明治大学名誉教授        山口 孝先生
 東京大学名誉教授        戸塚秀夫先生
 鉄道運輸機構訴訟弁護士   宮里邦雄先生
 鉄道建設公団訴訟弁護士   加藤晋介先生

 それでは、呼びかけ人9人を代表させていただきましてご挨拶申し上げます。
2007年も明日から師走にはいる本日、東京を中心に全国各地から本集会にお集まり頂いた皆様方に御礼申し上げます。
 国鉄労働者JR採用差別反対闘争は、一昨年の鉄建公団訴訟東京地裁難波判決を契機に、被解雇当事者の団結が進み、根本的解決を目指す様々な運動が中央および地方で新たに展開されました。その過程で、裁判闘争と大衆行動の強化、政府との解決交渉の推進を三位一体として、具体的解決要求の実現を図るとする被解雇訴訟原告団と支援関係組織の大同団結体、「四者・四団体」が結成されたことは皆様ご承知の通りであります。

 私達は、この動向を基本的に支持し、それぞれの分野で運動の前進を願って必要な協力をしてまいりました。その後、ILOの第七次解決勧告、参議院選挙における与野党の歴史的逆転、さらに全動労訴訟と鉄道運輸機構訴訟が結審し、判決への流れが明確となってまいりました。私達は、20年を越す国鉄闘争が新たな局面、段階へ入ると考え、「四者・四団体」の主催で、JR採用差別反対闘争の早期解決への強い決意と体制を改めて内外に示す全国的大集会を開催し、私たち9人が全国的に呼びかけることとなったのであります。

 呼びかけの活動は、9月から各地で開始され、東京では、「四者・四団体」とそれぞれ特に関係の深い、連合・平和フォーラム、全労連、全労協、都労連に、また国際的活動の分野で貴重なアドバイスを頂くILO労働側理事を選出している連合本部にも直接訪問して、趣旨を説明し、大局的観点に立って可能な限りの支援を強く要請致しました。
 こうして、本日、私たちの呼びかけに応えて頂いた関係労働組合や支援共闘組織の中央、地方、地域の皆さん、賛同・カンパをお送り頂いた団体、個人の方々のご努力で、久々に大きな集会として開催することができたのであります。私達は、三ヶ月にわたり幾多の運動課題が山積する中、懸命にご尽力頂いた大小多くの団体と組織、個人の皆様方に特別の敬意を表し、厚く御礼を申し上げるものであります。

 今日、新たな政治的社会的情勢のもとで、労働組合運動も社会的諸運動も現状改革への積極性を高め、格差社会の拡大と貧困化の深まりを許さないとする基本的人権を守る闘いを強めております。JR採用差別反対闘争の早期解決の闘いにとって、こうした各地における多くの運動との交流、連帯をより積極的に深めていくことが主体的力量の強化と政治的力関係の発展に必要不可欠であることは申すまでもありません。また、私達は、公然たる団結権侵害のJR採用差別事件に対して一矢を報いることが、日本の労働組合運動が本来もつ闘争力の回復と発揮、ひいては様々の社会運動の一層の高揚、日本社会の民主的改革の発展に大きく寄与をなすだろうと考えるものであります。

 JR採用差別反対闘争が、新たな正念場を迎えた今日、本集会の成功を機に、来る全動労と鉄道運輸機構の公正な判決の獲得、政府との解決交渉と具体的要求の実現へ、引き続き被解雇者原告団と家族を励まし、支える土台と体制を一段と強化して、如何なる状況になろうとも「当事者が満足する解決」が実現する最後まで、支援、連帯の輪と運動をさらに広げ、共に闘い続けていただきますよう改めて切にお願いするものであります。

 以上、呼びかけ人のご挨拶とさせて頂きます。有難う御座いました。


 

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