あれから23年…、さらなる解決に向けて
鉄道フォーラム愛知が報告集会をひらく




 鉄道フォーラム愛知(建交労、国労、愛労連、学者・文化人など)は8月5日、名古屋市教育会館において「あれから23年…国鉄闘争報告集会」を開催し100名以上が参加しました。
 主催者挨拶に立った鉄道フォーラム・村上代表は、「23年にわたる国鉄闘争は6月28日に最高裁での和解が成立した。未だ雇用問題が残っているが引き続き全力を上げたい。20年余に渡り支援を続けてきたが、あの4党合意での混乱もあるなか、色々な取り組みを進めてきた」と報告しました。 
 続いて、国労筑豊闘争団・大野氏と全動労争議団・工藤氏が挨拶。大野氏は、「本当に皆さんの支援に感謝したい、解決を見ずに64名が他界したが引き続く支援を」と訴えました。工藤氏は、「名古屋にオルグに来て20年、労働委員会でJRの責任を求め早い解決と思ったが、国家的不当労働行為『改革法』の壁は厚く23年もかかった。多くの仲間の支援によって勝利することができた。いま年金機構の廃止によって公務員が525名も不当解雇されたり、無権利の非正規労働者が広がっている。国鉄闘争の教訓をこれからのたたかいに生かしていきたい」と決意を表明しました。

雇用確保のたたかいと共に
JRの安全・サービス守る本格的とりくみを

 当該組合からたたかいの報告があり、国労本部・田中副委員長は、「未だ雇用問題が残っているが、参議院選挙で民主党の敗北など厳しい状況は続くと思う。全体の総括は別途となるが4者4団体で雇用問題の解決まで全力を上げたい。未解決問題の三島・貨物、整備新幹線問題など取り組む」と述べました。
 建交労・坂田推進委員長は、「JR採用差別問題は『解決』したが、国鉄闘争は三島・貨物問題やJRの安全・サービスなど公共鉄道を守る課題として今後のたたかいにかかっている。前原大臣は『これで本格的に国鉄改革が進められる』として、JR東海・葛西会長のリニア・新幹線を世界に輸出する意向を示している」として国家戦略の狙いを明らかにしました。
 また、2つの何故として2000年の4党合意と2010年の違いを鮮明にし、「@2000年の4党合意(自民・公明・社民・保守)は全ての政党が賛成していない。2010年の4党合意(自民・社民・国民新・公明)は共産・自民も同意していた。A2000年の裁判闘争は東京地裁が中労委命令を取り消し敗訴した。2010年は東京地裁で全動労事件など2件の勝利、東京高裁での勝利命令となっていた。B要求の一致は前回は要求の一致がない、今回は雇用・年金・解決金で一致していた。C統一体制は、全会は一致していなかったが、今回や4者4団体が団結していた。こうした違いを鮮明にして今後の闘い、とりわけ国鉄闘争に全力を上げること」とし、とりわけ雇用問題については、「JRは現在も国の世話になっておりJRの責任で雇用確保は当然だ」と述べました。

 つづいて連帯の挨拶として、社保庁で不当解雇された国枝さんが、「みんなの党は『何故公務員の生首を切らないか』と政府に迫っている。年金機構を口実に525人を解雇したが、1000人を募集した。まさに『血の入れ換え』で許されない」と支援を訴えました。愛労連の 吉良事務局長と高木弁護士からは、厳しくともたたかえば勝てるの教訓は、今後のたたかいに必ず生かすことができると激励しました。
 参加した組合員からは「本当に厳しいたたかいであったが勝利できて嬉しい」「工藤さんを北海道に帰すことができて良かった」など感想を語っていました。

 (東海鉄道本部・山田英俊特別執行委員) 

 

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