建交労鉄道本部選出の下山代議員です。
私は、要求闘争と組織建設を推進する立場から、JRグループ・関連会社での組織拡大の教訓について発言します。
まず、国鉄闘争へのご支援・ご協力に節に、お礼を申し上げます。
皆さん、昨日からの提案・報告にあった通り、東京高裁の南裁判長、前冬柴国交省大臣発言は解決の糸口であって、まず、鉄道運輸機構を交渉のテーブルにつかせなければなりません。被解雇者の「雇用、年金、解決金」を基本に、路頭に迷わない、解決を勝ち取って行きたいと考えています。
鉄道東日本本部は、直ちに組合員が取り組む課題として、「鉄道運輸機構・石川理事長宛」の要請ハガキ行動を具体化しました。本日も、北海道国鉄共闘の要請ハガキがあります。(住所とお名前を書いて、)ぜひ提出をお願いします。
さて、組織拡大についてですが、まず、JR東日本のグループ会社・環境アクセスですが、この会社は駅舎・駅ビルの清掃をはじめ、りんかい線の車両の車輪添削作業や保守点検も行っています。結成のはずみは、再雇用機会提供制度により、60歳以降の退職した建交労組合員が関連会社に再就職を果したこと、新宿駅で職場を良くしようと「春闘要求アンケート」を毎年、取り組んできたことが上げられます。
典型的な3K職場で、賃金体系は、正社員、準社員、契約社員、エルダー社員、パート・アルバイトと複雑です。事業所長の采配でランク分けされる会社です。汚物を素手で作業するような職場の実態に労働者の不満は、爆発していました。
要求闘争では、分会結成と同時に、次々、要求書を提出、アクセス本社と交渉し、要求が前進しました。
たとえば、本人の望んでいない日に年休を指定しない、年間休日の4日増を勝ち取り(パートを除く)、休憩時間に食い込んだ作業には超過勤務手当を支払う、寝室のシーツは毎日交換する、新宿駅ごみ集積所の環境問題では、JR東日本本社に対しても、改善を求め、床面の汚物が溜まる補修を約束させました。
アクセス分会は新宿事業所を中心に、19名で立ち上げ、この間、2月から7ヶ月連続で毎月拡大に成功しております。近年鉄道ではまれにないことでした。今、神奈川や埼玉にもアクセス分会の組合員がいます。ここを広げて行きたいと考えております。
アクセスの最大に教訓は、新しい組合員が拡大対象者に声をかける、皆で声をかける、声をかけられた方は、悪い気持ちはしません。あの人からもこの人からも、「組合に入りなさい」と皆で声をかけるから、組合員で拡大対象者が誰か、知らない人はいなくなったのです。対象者が全体のものになっていたのです。
鉄道東日本本部は、環境アクセスの教訓を最大限に引き出すために、JR本体・関連でも、実践しようと、組織拡大のための機関会議を徹底しているところです。
今、同じ関連会社、駅業務を請け負う子会社ですが、建交労の分会結成の準備を始めました。高齢者雇用安定法の改正で、2008年度からJR会社に再雇用され、子会社へ出向する形になりました。年休も社宅も利用できます。これは、建交労が勝ち取った要求・制度となりました。
しかし、2006年度2007年度に子会社へ再就職した人は、再雇用ではなく、JR社員としての身分がありません。今、職場では不平・不満が渦巻き、待遇改善の要求で一致しています。これには他労組組合員も参加しています。年内目標に分会の結成を達成したいと思います。
どうすれば増えるのか、日常の結びつきと信頼関係が大事だと思います。
今年の5月、東京のあるJR職場で53歳の労働者が建交労に加入しました。職場の人は、皆、会社派の組合(JR東労組)に行ったと思ったのですが、しかし、その人は建交労を選択したのです。なぜ、建交労にきたのか、職場の問題や要求を掲げて、ダメなものはダメだと会社の言いなりにならない姿を見せていたからです。
しかし、ほとんどのJR職場に建交労組合員が職場にいません。建交労と言う労働組合を知らない。ここをどうするのか、宣伝するのか、我々、鉄道本部の役割だと思います。
今、全国鉄道本部はホームページを立ち上げています。「全国鉄道本部」で検索し、アクセスして下さい。環境アクセス分会の組織拡大の経験は理論集37号に、鉄道東京の石川書記長が論文を寄稿しています。ぜひ、参考にして下さい。
私たちはJRの安全とサービスを確保する上からも、JRグループ・関連労働者の労働条件の改善と組織化をめざし奮闘します。発言に代えます。
鉄道本部の永井です。所属は西日本鉄道本部、職場は奈良です。
兵庫県のJR福知山線脱線事故から3年が経過し、JR会社は基本的な事故対策として事故後、安全性向上計画を出しました。そして、今年春には新たな安全基本計画を出しました。しかし、JR会社は安全の根幹にかかわる私たちの要求の要員増や夜間の睡眠時間の確保、長時間労働・長時間拘束の解消など、職場で安心して働き安全輸送に従事する労働環境を作ることがやられていない現状です。
JR西日本は22年前の発足時には5万人弱の社員が、今年はじめには2万9千人を切るという数字から言えば、安全・サービスは二の次、営利優先の姿勢は変わっていません。
そして、毎年8月には、労働協約、労働条件、運転士の勤務、そして安全問題について申し入れて、会社と交渉する時期です。それには春闘時の要求アンケートに加え、6月からの私の要求アンケート結果と昨年来からの未解決要求を添えて交渉するわけであります。
さて、ことし3月広島で現職の48歳の運転士が会社側組合から建交労に加入しました。この職場には今は建交労組合員はいません。本人はとにかく「会社側組合を出たい」と考えており、現場の組合員が公私を問わず、遠距離ながらも絶えずつながりを持ちました。この労働者は過去にこの職場にいた建交労組合員の熱心な姿を見ており、加入したわけであります。
大阪では、大阪市内で「JR9条大阪の会」を結成し、呼びかけにはもちろん建交労の組合員も参加しております。隣の奈良県では、国鉄共闘、いわゆる国労と建交労鉄道の共闘運動を発展させる中で、昨年、JR奈良革新懇・準備会」を結成し、学習もし、今年10月に行われる奈良で開かれる全国革新懇交流会への参加と、本結成に向けて奮闘している所です。
退職などで組合員が減少傾向にある西日本エリアの鉄道本部ですが、日常活動の会議や職場集会など、停滞している分会・支部があります。今、組織結成の原点に立ち返り、地方・職場でたえず連携して、日常活動の援助・点検する。そして、一人一人の要求を大切にして、国鉄闘争や安全・サービスを守る闘いを結合させることが大事ではないかと考えています。
すべての行動、闘いに組織建設を意識して取り組み、にぎやかで楽しく労働運動を、全組合員で推進し、鉄道本部の組織的前進を勝ち取っていくことを申し上げて私の決意とします。
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